「2024年度第2回ジェンダーギャップを越えるSTEAM教育研究会〜中学・高校の新しい理数系教育の可能性〜」を開催しました

2024年12月15日(日)10:30〜15:10に奈良女子大学S棟ラウンジにて、学校法人ノートルダム清心学園清心中学校清心女子高等学校、立命館中学校・高等学校との共催で「2024年度第2回ジェンダーギャップを越えるSTEAM教育研究会〜中学・高校の新しい理数系教育の可能性〜」を開催致しました。対面参加とオンライン参加を合わせて26名の中等・高等教育関係者及び一般参加者が集まり、女子学生の理工系分野への進学・就職を推進する上でのチャレンジと可能性について学び、議論しました。

ハイブリッドで開催した第1部では、九州大学男女共同参画推進室の河野銀子教授をお招きし、「インクルーシブな理数系教育に向けて」という演題で、日本の高等教育におけるジェンダー不平等の現状、教授法に関する議論及び組織的改革の必要性、インクルーシブな理数系教育に向けた諸外国の先進的な取り組み等についてご紹介頂きました。第2部では、ノートルダム清心学園清心中学校清心女子高等学校の田中福人教諭からのインクルーシブな教授法の実践報告の後、参加者全員で、教授法から評価方法、入試まで幅広いテーマについてディスカッションを行いました。

質疑応答時間が延長し、休憩時間も研究会テーマについて参加者が日頃感じていることを真剣に話し合う様子が見られるなど、熱のこもった会となり、自由な意見交換が可能な継続的場の必要性を感じさせる研究会でした。