機構では、前機構の大学理工系の教育改革プロジェクトとして開発された「ベースシックサイエンス」と「社会に出るまでに知っておきたい科学」の2つの授業を引き続き担当しています。また、自主ゼミや附属教育機関と連携した取組などを行っています。

 

・ベーシックサイエンス

ベーシックサイエンスI・IIでは現代社会で重要な科学の基礎について、全学の学生を対象に講義を行っています。大学では文系の学生が自然科学について学ぶ機会は少なく、理系の学生も広い視野に立って科学を考えることなしに専門に進むことが多いです。この講座では文系と理系の両方の学生を対象とし、幅広い科学の活動の一端を講義するとともに、学問をする上で自分の考えを正確に言葉で表現するための方法を講義します。

 

・社会に出るまでに知っておきたい科学

社会に出るまでに知っておきたい科学では、文系・理系両方の学生を対象に、大学で科学を学ぶ意義や身近な科学についての講義を行っています。2022年度は、コロナ禍の中、「科学や医療は社会をどう変えたか」をテーマに、工学や医学領域の専門家を迎え、科学に興味を持った市民として生きていくための授業を行いました。

 

・よのなかゼミ(月1回程度開催)

本学の学生を対象に新聞やWebから最新の科学ニュースを取り上げ、 参加者(B1~D3)全員でその内容を紐解きながら、それぞれの意見を述べるディベート形式で行っています。最後に担当教員が記事の解説とまとめをします。

 

・教職ゼミ(月1回程度開催)

本学の学生を対象に高校理科から小学校理科・生活科までの教職に関わる内容の学習会を開催しています。学生の模擬授業に指導助言を行います。更にゲストとして招いた現職の先生方から各学校の状況や雰囲気などを伝えてもらいます。教育現場のやりがいや困っていることなど若い先生方の生の声を聴ける学習会です。

 

・小大連携事業

RISEでは小大連携事業(小学校と大学が協働で進める次世代育成事業)として、新感覚の教科融合授業「音楽」×「体育」×「科学実験」の開発を進めています。科学実験を児童生徒に体験してもらうのに、身体を動かしながら、リズムを奏でて実践する手法に挑戦しています。ドラムやキーボード、カホンなどの楽器を使い、リズムに合わせて体操をして、それと同時にロケットを発射します。教科を横断する授業を目指しています。